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MIB3を見て書きたくなったのでデュラキャラでパロです。
臨也、静雄、甘楽ちゃんメインで、甘楽ちゃんは別館設定ですのでご注意を。 「まさか護衛対象が甘楽になる日がくるなんてねぇ」
「ごめん」
「甘楽が悪いわけじゃねぇだろ」
「ありがと」
MIBと呼ばれる地球外生命体、通称宇宙人専門の特殊機関の一員である静雄と臨也の今回の護衛対象は同じく組織の一員であり、臨也の双子の妹の甘楽だった。
それは、十年程前に甘楽が深手を追わせて捕まえた凶悪犯が刑務所から脱獄したという報せが入り、甘楽が真っ先に狙われると判断された為だった。
「甘楽」
「新羅、そこまで心配しなくて大丈夫だって。臨也も静雄もいるし」
「楽観視は危険だけどね。後、嫌な目撃情報だ」
「何?」
「…」
「何?」
「…来神大学周辺で奴らしき存在が確認された」
「…まさか…」
「彼の父親は奴と同じ刑務所に入ってた九十九屋真一」
「…臨也が無性にメロンソーダを飲みたくならないことを祈るよ」
「甘楽、そんな事…」
「メロンソーダの何がいけないんだ?美味いだろ?」
「シズちゃん知らないの?あの色って虫の体液で付けてるんだよ?つまり虫を飲んでるって事。嫌だ嫌だ、そんな事も知らないの?」
「あぁ?ノミ蟲が虫食うんならいいじゃねぇか」
「はっ!野蛮なシズちゃんらしい発想だねぇ」
「2人共、そんなくだらないことで言い争ってる暇なんて無いんだよ?このままだと甘楽が…」
「新羅!」
「!ごめん…」
「何だよ?甘楽が何なんだよ?」
「大丈夫。静雄が心配するような事は無いから」
「甘楽…」
「本当に大丈夫だから。臨也…」
「わかってる」
「うん。さぁ、行こう。アイツを殺して心配の種を取り除かないと」
しかし、その晩甘楽は消える。
―甘楽は何年も前に死んだよ。アイツを止めようとして殺された―
―今更甘楽の話をするのは止めろよ―
「何でシズちゃんが甘楽の事覚えてるのさ」
「過去が変えられたんだよ。だから昨日までの正常な歴史は消えた」
「メロンソーダを欲しがるのは時空断裂に深く関わってる証拠だから」
「過去に戻って正しい歴史に戻す。甘楽を殺させたりしない」
「過去の泉井を見付けたら必ず殺して。拘束じゃ駄目だ」
「準備はいい?」
「あぁ」
「じゃぁ、ここから飛び降りて」
「は?」
「地球の重力加速度を考えると、このスカイツリーから飛び降りて…地面にぶつかる6秒前に飛べるようになるね」
「あぁ?ふざけんな。何でスカイツリーの上から飛び降りなきゃいけねぇんだよ!?」
「シズちゃんなら仮に地面にぶつかっても大丈夫でしよ」
「いや、流石にこれは俺でも…」
「甘楽を助けるためだよ。俺もすぐ行く、からさ!」
バンッ
「っ!臨也てめぇ覚えてやがれえぇぇ…」
「さて、俺も行くかな。甘楽、必ず歴史を戻すから」
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