[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
現在刑部とskype中です。
楽しいですが、嵌まると抜け出せなくなりそうで怖い。
前回のskypeで犬かごについて盛り上がってしまい、テンションあがったので書いた作品を載せておきます。
でも、種橋は犬かごは幸せになってほしい派です。 今でも鮮明に思い出す。
かごめの姿、声、匂い。
でもかごめはもうここにはいねぇ。
どこにも…いねぇ。
わかってたはずだった。
わかってた…んだ。
かごめは人間だから俺より弱ぇし、早く死ぬって。
わかって…たんだ。
でも、いくらわかってても、覚悟を決めたつもりでいても、かごめが死んで平気なわけねぇ。
歳をとっていくかごめが怖かった。
恐ろしかった。
考えたくないことを考えてしまうから。
いっそ俺を嫌って、裏切ってほしいと思った。
そうすれば俺はかごめを嫌って、恨めると思った。
そんな事できねぇのに。
いなくなってほしいとも思った。
そうすればかごめは国に帰ったんだと思える。
あの井戸の力で俺が会った頃のかごめになって、あっちの世界で生きていてくれるんだという希望に縋れる。
でも、かごめは俺の目の前で死んだ。
俺はまた失った。かごめは最後の瞬間まで俺のことを心配して、謝っていた。
『ずっと傍にいる事が出来なくてごめん』と。
謝るのは俺の方なのに、俺は何も言えなかった。
かごめ、お前は俺といて本当によかったのか?
なぁ、かごめ、答えてくれ…。
かごめ…。
COMMENT
COMMENT FORM
TRACKBACK